カタバミに緑色の個体と赤い色の個体があることをご存じですか?
私は恥ずかしながら、家の庭にもたくさん生えていていつも見ているのにまったく気が付きませんでした。お前の目は節穴か、と言いたいところです。
それを知ったのは、カタバミの色についての研究がテレビで放映されていたからです。
その研究のきっかけは、緑地帯のカタバミが緑色をしているのに、都会の縁石沿いに生えている個体が赤い色をしているのは、どうしてだろうという疑問でした。
研究によると、元来カタバミの生存適温は25℃から30℃。それが、縁石など40℃以上になる場所では、赤色のカタバミのほうが光合成能力が高く、高温下では光合成能力が低下する緑色の個体より成長が良いそうです。
これは、高温のストレスに対しての進化の結果で、高温環境になると色が変わるのではなく遺伝的な違いだそうです。
いつ頃からこのような変化が起きたのかはまだ分かっていない。
という事を知って、改めて我が家の庭を見直してみると、すべてではありませんが、道路の縁石沿いに生えているカタバミは、赤色の物が多いようです。
ただし、土のある場所では両方が共存していました。余り背の高い植物がない場所なので、けっこう高温になるからでしょうか。
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