準備と用意、どう違う?と言われても、難しい。
試しに我が家の古い広辞苑を引いてみると、準備の項に同義語として用意が、用意の項に準備があげてあって、この辞書では区別をつけていないようです。
ところが、片方しか使えない用例もあるので、まったく同じでもないのです。
「準備」の用例
準備体操。来年の受験の準備。入試発表を見に行く前に、心の準備をする。準備不足。準備する時間はありましたか?準備の良し悪しが成果を決める。プレゼンには1週間の準備が必要です。
「用意」の用例(準備に置き換えても使える例も多い)
(お客さんに)夕食を用意していますので、食べて帰って下さい。チケットは私が用意します。彼女のためにちょっと張り込んだ食事を用意したい。テントはこちらで用意します。履歴書を用意してください。資料を事前に用意する。車は誰が用意しますか。
などが思いつきますが、食事を3人前用意(準備)するのように、どちらも使える例も多くあります。
益々わけがわからなくなりますが、「準備」は、ある目的のために事前に手順を踏むこと、物品だけでなく行動や心構えも含む。「用意」は、必要なものを手元に置いておくこと。という定義もあるようです。
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