2019年12月27日金曜日

再び・遅刻の誕生

 前に遅刻の誕生と云う本を紹介しました。その後、それほど読み進んではいませんが、鉄道の時間について書かれた部分をまた紹介します。
 日本に始めて鉄道が敷設されたのが、新橋・横浜間の1872(明治5)年。翌年にようやく太陽暦が採用されたような状況だった。
 その後1900年前後は、輸送量の増大(日清、日露戦争)に人材・システムがついていかず、鉄道運行は混乱した。
 鉄道運行が正常化されるきっかけは、1906(明治39)年の鉄道国有化。この頃、第一次世界大戦(1914~1918年)で輸送量は大幅に増大した。

 1920年代、新線建設、複線化などの他、技術的にも自動連結器の全車採用(1925年。アメリカではすでに行われていたが、イギリスなどはまだ採用されていなかった)などで運行管理は大幅に改良された。

 そして、1930(昭和5)年代になると、分秒単位の管理が行われるようになった。
 鉄道についてはこんなところですが、この後の章では、人々の時間感覚についての話しになるようです。

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