テレビの小津安二郎特集番組を見ていたら小津の映画を見たくなって図書館で「彼岸花」のビデオを借りてきました。
主人公はいつもの笠智衆ではなく佐分利信。
佐分利信演じる平山は、友人(笠智衆)の娘文子(久我美子)がピアニストと同棲していることには理解を示すくせに自分の娘節子(有馬稲子)が親に相談せずに結婚を決めたことには大反対。
そんな父娘の間を平山の妻(田中絹代)が何かと取り持つが、娘の見方がもうひとり。平山行きつけの京都の宿屋の娘幸子(山本富士子)は、節子の見方をして策略をめぐらす。
最後は、不承不承 承諾した平山は、幸子に説得されて、節子と夫(佐田啓二)の住む広島に向かうべく汽車に乗る。
そんなあらすじですが、最初から最後まで一部の隙も無く進行して、なかなか見ごたえがありました。
今度は、原節子の出ているシリーズを見たいものです。
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