良く知られているのでしょうが、私は、国縫(くんぬい)漁港がユニークな形をした島式漁港であることはまったく知りませんでした。ワイングラス型とも呼ばれているようです。
グーグルアースで見てみるとこんな形です。
元々国縫の浜は干満の差が大きく大潮の時は海岸が150mにもなって漁船の揚げ下げが大変なことと噴火湾の最奥部に位置して少しの風でも波浪が大きくなる欠点があり、それを補う為に橋を架けて沖合に円形の漁港が作られたようです。
この形だと海に人工物を建てた時に問題となる漂砂の変化も少ないのだそうです。
円形が陸から見て左巻きになっているのは、漁港の右側の海に注ぐ国縫川が砂を運ぶからでしょう。
昭和59年の着工、10年後の平成6年に完成。
この形式の漁港は、その後青森、秋田、福岡で作られているようです。
一度このワイングラスの形を見てみたいものです。
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