スーパーマーケットの誕生についてのテレビ番組を見ましたがなかなか面白いものでした。
◇1915年アメリカで多種の業種を1カ所に集めたら消費者には便利で売れるのではと云う発想で、マーケットが誕生した
しかし売れなかった⇒旧態依然の対面販売形式だったから。
◇その翌年、クラレンス・ソーンダースと云う人が、セルフサービス形式の店を出した
しかし、思ったほどは売れなかった⇒当時は自動車はまだ普及せず手で持てる量は限られていたから。
◇1930年、マイケル・カレンと云う人が店の横に大きな駐車場を設置し成功した
この頃は、ヘンリー・フォードが作った自動車が庶民層まで普及していた。
週に一度まとめて買い物をするような習慣が生まれた。
しかし、問題があった⇒大量に買い込むと、店から車まで何度も運ばなければならない
⇒そこでショッピングカートを考案した
⇒しかし、誰も使わなかった
⇒男性は乳母車(だと思われた)なんか使えるか、女性は乳母車に商品を置くのに抵抗感
そこで考えたのは⇒男優、女優を雇い、カートを使って優雅に買い物をする姿を見せた
⇒ようやく普及するようになった。
◇その後のスーパーの発展は、冷凍機能のある冷蔵庫や電子レンジの普及で冷凍食品が広まるなど商品アイテムが増えたことによる
◇日本のスーパーのはしりは?
1953(昭和28)年の紀ノ国屋だと言われるが、セルフ形式であってもむしろ高級店(青山にあった)で、本格的な廉価販売店は、昭和31年に出来た小倉の丸和スーパー。
こうしたスーパーの歴史を見ると、スーパーマーケットが単独で発展したのではなく、その背景には自動車や冷蔵庫、電子レンジなど技術革新があった事が良く分かります。
また、近年は宅配分野が伸びるなど、買い物の形態も変わりつつあるようです。
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