昨日は、市民カレッジ主催のフィンランドと日本の交流史を学ぶ講座にスタッフ参加しました。
その中で注目した人物が三人。
一人は、ロシア使節(その頃フィンランドはロシア領だった)として、ロシアに漂着した大黒屋光太夫を日本に連れ帰ったアダム・ラクスマン。これはわざわざ連れ帰ったのではなく、通商交渉が主目的だったようですが。
大黒屋光太夫は、伊勢の国の船頭で井上靖の「おろしや国酔夢譚」の主人公です。
二人目は、フィンランド独立運動家のシリアクス。日露戦争時、後方攪乱諜報活動をしていた明石元二郎と共に活動したようです。
三人目は、フィンランド初代日本公使のラムステッド。
東洋語学者で、日本語のアルタイ諸語起源説を唱え、柳田國男、新村出、金田一京助などにも影響を与えたようです。
エスペラントの普及にも努めたラムステッドは、特に日本と関係の深い人物です。
こう見ていくと、フィンランドと日本、案外関係があるようです。
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