2020年11月30日月曜日

冬ざれ

 新聞の「北のうた暦 」に掲載された句に「冬ざれ」と云う言葉が使われていました。

 根雪になる前の冬の景色のことだそうです。

 冬ざれや野の息吹みな地に潜み  岡野敏春さん

 大きな荒野の景色なのでしょう。

 我が家の庭のようなこちょこちょとこじんまりした空間では、雪にすっぽり被せられるまでは、どっこいまだまだ潜むどころか、最後のあがきと云うか何と云うか、懸命に命を主張しているようです。

 常緑のアオキは、つやつや

 西洋シャクナゲは来年の芽を最後まで太らせようとし

 コブシの冬芽はふかふかの毛に包れて暖かそう!

 こんなふうに、まだまだ潜む気配は見せず、頼もしいかぎりです。

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