子どもの頃、ドリトル先生シリーズは大好きでよく読みました。透明な殻を持つ大カタツムリの殻の中に入って航海する場面などワクワクしたものです。
それを思い出して、2年ほど前に改めて読もうとしたのですが、あることに疑問を感じ読むのをやめてしまいました。
というのは、先生と弟子のスタビンズがおいしいソーセージを食べる場面が出てきたからです。
先生は動物や鳥たちと話が出来てみんな友達です。家には豚のガブガブも住んでいます。そんな先生がおいしそうにソーセージを食べるのはおかしいのではないか、と思ったのです。
ところが、自身小さい頃からドリトル先生が大好きだったという生物学者の福岡伸一さんは「先生がソーセージが大好物なのは、生きることにフェアなのだ」と言って肯定しています。
生物学者としてドリトル先生のフェアネスを求めたい、とも言っています。
私は、架空のユートピアの中に真理はなくてもよいのではないか、と思うのですが。
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