2021年7月5日月曜日

競走馬の行く末

  競走馬の行く末は悲惨なものです。種馬になれるのは、ほんの一握り。牝馬は一部繁殖牝馬になる道がありますが、それ以外ほとんどの馬が、廃馬(殺処分)になってしまう。筋肉質の競走馬は肉が堅くて食用と云うよりコンビーフなど加工食品の材料か、動物園などの飼料になるようです。なにしろ競走馬は毎年7,000頭も生産されるので、廃馬もそれだけ多くなる勘定です。

 そんな中、ナイスネイチャと云う余生をのんびり過ごしている幸運な馬の話が新聞に載っていました。

 ナイスネイチャは、1990年から1996年まで競走馬として走り、41戦7勝、重賞レースを4つ勝ってまずまずの成績ですが、なにより1991年から1993年まで3年連続有馬記念で3着となったことで長く語り草になった馬です。

 そんな実績からあったからでしょうか、ナイスネイチャは引退馬の支援活動を行う団体に支援されて余生を送っているのですが、彼の誕生日に行われる「バースデードネーション(誕生日の寄付)」が、今年は過去最高の3,500万円も集まったそうです。

 これは、ゲームの「ウマ娘」のヒットの影響が大きいそうで、ゲームでは、ナイスネイチャもキャラクターのひとつとして登場している。

 ナイスネイチャは、現在33歳で重賞を勝った牡馬としては最高齢だそうで、これからものんびり長生きして欲しいものです。

 

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