アガサ・クリスティーの〈ミス・マープル〉シリーズ、「牧師館の殺人」から「スリーピング・マーダー」まで12巻を読み終え、最後に短編集「火曜クラブ」を読みました。
「火曜クラブ」は、ミス・マープルの探偵デビューともいうべき短編小説で、マープルの家に集まった甥のレイモンドはじめ5人の人たちが退屈しのぎに始めた迷宮入り事件の謎解きゲームをミス・マープルが鮮やかに解決すると云う話です。
最初マープルは一同の仲間とは思われず、まあ家主としての敬意を表して一応意見を述べてくださいと云う扱いだったのが、すべての解答を出して一同が驚嘆します。
平凡なおばあさんと思われていたのが、推理をさせると余人の追随を許さないと云う設定は、どこか、この印籠が目に入らぬか、の水戸黄門に似た感じがあります。
ともあれ、次は何を読むか、が大問題です。
0 件のコメント:
コメントを投稿