カラスの話を聴きました。
よく見かけるカラスはハシボソガラスとハシブトガラスの2種。嘴の太さやおでこの出っ張り具合が違うことは知っていましたが、鳴き声や鳴く時の動作が違うことは初耳でした。
カラスが嫌われるのは、子育ての時に狂暴になって人を襲ったりすることとごみを荒らすことですが、それについての詳しい説明がありました。
まず、繁殖時について。
・基本的には毎年新しい巣をつくるが、古い巣を利用することもある。
・営巣場所は、樹上が主だが高い所なら人工物にも。しかし、北電は、漏電の恐れがあるとして電柱への営巣は認めていない。万一、電柱に巣があるのを見つけたら早めに北電へ連絡を。抱卵前に巣を撤去すればカラスにとっても良い。
・繁殖時期に人を襲うのは、縄張りに侵入するから。
・人を襲うのは、人が嫌いだからではなく恐れるから。
・巣を撤去してもいなくなるわけではない。カラスは縄張りで生活しているので、巣が無くなってもどこかへ行ってしまうことはない。巣の撤去は意味がない。
・明らかに弱いスズメなどを襲うことはないが、天敵の猛禽類や肉食動物は執拗に追い払う。
・巣の近くに立ち入らない事が肝要。それには営巣している注意喚起の看板は有効。札幌市の例。
・帽子を被る、笠を差す、両手を高く上げるなどは襲われない為には有効。
ゴミについて
・カラスがゴミを荒らすのは事実だが、それはゴミの管理で防げる。
・カラスの主食は、ゴミではなく自然界の植物、昆虫、小動物が主。
・ゴミを荒らすのは、人間の管理の悪さによるとも言える。
以上のようなお話でした。
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