ある種の蝶の幼虫にとって生えている角(モンシロチョウなどのように角が無い幼虫もいる)がとても大事なのだそうです。
ゴマダラチョウの幼虫の角が天敵から身を守るのに大いに役立っていることを、近畿大学農学部のチームが解明。
加えて、ゴマダラチョウの幼虫の天敵がアシナガバチ類であることも分かったそうです。
角が天敵の防御に役立つことを解明した方法はこうです。
まず角を持つ幼虫と角を除去した幼虫が天敵からどのくらい身を守れるかを比べたところ、角ありでは80%防御、角なしでは7.1%しか防御できなかった。さらに角を除去した幼虫に他の幼虫の角を接着剤で付けたら66.7%防御できた。
これは、アシナガバチが幼虫の後ろに回り込んで首を攻撃するのを角が防ぐことを示している。
ちなみにこの研究成果は世界初だそうです。
ところで、カタツムリにも角がありますが、同じように天敵のマイマイカブリから身を守っているのでしょうか?でもカタツムリは角の上に目があるので、違う用途でしょうね。
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