昨日、子供の頃に住んでいた家を思い返していたら、2年生と3年生の時に住んでいた山の手の家に柿の木があったことを思い出しました。
柿の木は折れやすいから気を付けろ!と云われながらもいつも登っていました。
ただ、その柿の木は実が生ると、甘かったり渋かったりしたのを覚えています。渋かったのが熟れだすと甘くなるのではなく、甘い実を食べた後、何日か経って食べると渋かったりするのです。
ですから、この柿の木は甘くなったり渋くなったりするんだと思っていました。
しかし、今考えるとちょっとおかしな話です。甘柿は甘柿、渋柿は渋柿のはずです。
と思って調べてみると・・
富有柿のような甘柿とは違い、不完全甘柿と云う種があって、受精が充分で種が多い実は渋みが抜け、受精が不充分で種が少ない実は渋みが抜けないのだそうです。
子ども心に、この木は甘かったり渋かったりするのだと信じていたことが間違いではなかったことが分かり、ちょっと嬉しい気がします。
ちなみに、甘柿は苦味のあるタンニンが不溶性になることで、渋みを感じないのだそうです。
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