ふるさと自然塾は、5月から10月まで月に2回、気楽な自然観察をやっていますが、冬場はすることがないので、仲間の話しを聞く勉強会をやりました。
話してくれたのは会の最長老で、農業を営み、離農した後は、職業訓練校で勉強して大工さんになったと云う何事にも積極的にチャレンジしている方です。
石狩は、砂地の所と泥炭の所が入り混じる痩地です。
戦前は、一家は酪農や畑作(えんばく、南瓜)をやっていたが、戦後、砂地での水田が普及、水田が主力となった。
水田を起こすのは、馬を使ったが、人には人癖、馬には馬癖、と云われる通り癖のある馬ばかりで苦労した。
ある馬は暴走し、ある馬は寝癖が悪かった。
ここで疑問。私は馬は立って寝るものだとばっかり思っていましたが、横になる事もあるそうです。
昔、流星の貴公子と呼ばれ、誰にも愛されたテンポイントと云う競争馬がいました。同じ歳で天馬と呼ばれたトウショウボーイに、5歳の時の有馬記念で勝って、割れんばかりの喝さいを浴びました。
ところが、翌年のレースで66.5キロの酷量を背負って骨折し安楽死となってしまいました。
その時、馬は立って寝るので、足をひどく骨折すると、体を支えられないのだ、と聞かされたので、それ以来、馬は立って寝るものだと思いこんでいたのです。
ただ、横になれるのは、4時間くらいらしいです。
戦時中は子供だったが、欲しがりません、勝つまでは、と教えられ、壊れた物は直すなどして、ずっと、欲しがりません、を通してきたとも話してくれました。
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