2026年1月17日土曜日

アジアに世界最古のミイラが・・

 札幌医大やオーストラリア国立大、北京大などで構成されたチームが、中国、ベトナム、インドネシアの11か所で発見された7千年~1万2千年前の人骨57体を調査分析したところ、1万1千年~1万2千年前の人骨が人類最古のミイラだった事が分かったそうです。これは、ミイラの起源がこれまでの定説より約5千年もさかのぼる画期的な発見。

 従来世界最古の人工ミイラは南米チリのアタカマ砂漠で発見された「チンチョロ文化のミイラ(約7千年前)」とされていた。

 これに対し、今回のミイラは、高温多湿で酸性土壌のアジアの熱帯・亜熱帯地域で発見されたことが特異。

 ミイラと断定された根拠は、膝があごの下に食い込むほど極限まで体を折り曲げた「屈葬」や「坐葬」の姿勢で、これは解剖学的には不可能な姿勢であり遺体の靭帯を切断した上でひもで縛るなどの加工が必要なこと。エックス線や赤外線を照射して分析すると比較的低温で長時間加熱しており、煙と熱気で水分を飛ばす「燻製」のような工程を経ていることが確認された、ことによる。

 調査団は、旧石器時代の狩猟採集民がすでにミイラを作っていたことが明らかになり、人類が農耕文化以前から深い情動や祖先崇拝の念を育んでいた証左となる、としている。



 

0 件のコメント:

コメントを投稿