緊急事態宣言解除後初めての市民カレッジ講座。
バスに乗って苫小牧市美術博物館、白老の仙台藩元陣屋資料館を訪れました。
空模様がやや不穏でしたが、幸い雨は降らず、受講者は久しぶりの講座を充分堪能してくれたようです。
苫小牧市美術博物館は、地域の自然史から動植物の紹介、縄文時代からアイヌ、明治の開拓期を経て現在へと続く歴史など地域を総合的に展示紹介していました。
中でも迫力があったのはアイヌの丸木船で、河川や湖沼で使うチプと海へ乗り出すため側面に板を紐で綴り合わせて大型化したイタオマチプが展示されていました。しかもほとんど完全な形を残しているのが素晴らしかった。
また、石狩は明治10年に日本初の缶詰を作った地とされていますが、苫小牧でも翌年にエゾシカ肉の缶詰が作られたようです。
一方、白老の仙台藩元陣屋資料館は、幕末に蝦夷地警護を命じられた仙台藩が白老に築いた陣屋遺構を紹介する博物館で、石狩にも浜益に荘内藩陣屋跡があるのでその対比が面白いものでした。
予定の時間通りに終了して、すべて上々首尾の講座でした。
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