今年3月で廃校となった石狩小学校・円形校舎を見学してきました。
外見は、こんな感じ。
玄関を入ると、円形校舎の中央部分がありますが、あれっ、狭い!もっと広くて卒業式などやったりするのかと勝手に思っていましたが、これではとても無理。式典は体育館でやっていたそうです。
教室は、1階が教壇付き(2階はなし)で、こんな感じ。
バウムクーヘンを切り分けたような形と云えばいいのでしょうか、緩い扇形と云えば良いのでしょうか?教室の後ろは、用具入れになっています。
1階の教室には面白い工夫がされていました。教壇とつながっている側の先生の入り口は廊下と同じ高さなので、教壇より低いフロアーと廊下は段差が出来るはずですが・・
不思議なことに廊下とフロアーに段差はありません。これもあれっ!
廊下にスロープをつけて段差をなくし、子どもたちが躓かないようにしてあるのでしょう。
2階に上がってみると、1階より明るい感じ。
黒板にきれいな字でお別れのメッセージが書いてありました。
しかしその右下に、「まなちゃんもおうえんしてるよ!」と書かれていて・・
「まなちゃん」って誰?
案内してくれた学芸員さんに聞いてみると、
それはネ・・・・・・・・・・
ところで平面図はこんな感じ。おおよそ6つの教室が作れるようになっているようです。
円形校舎は、道内で13カ所、1950年代から60年代にかけて作られたようです。一種の流行だったのでしょうか?
何らかの形で残されているのが5か所あるので、円形校舎には思いが残るのでしょうか。
ただ、生徒数が増えたりした場合は、継ぎ足しができないので、不便だそうです。
1時間ほど廻って帰ってきましたが、私も杓子定規でないこんな形の教室で学んだら、ひょっとしたらもっと自由な発想を生み出せたかもしれません?
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