新聞の「北のうた暦 」に掲載された句に「冬ざれ」と云う言葉が使われていました。
根雪になる前の冬の景色のことだそうです。
冬ざれや野の息吹みな地に潜み 岡野敏春さん
大きな荒野の景色なのでしょう。
我が家の庭のようなこちょこちょとこじんまりした空間では、雪にすっぽり被せられるまでは、どっこいまだまだ潜むどころか、最後のあがきと云うか何と云うか、懸命に命を主張しているようです。
常緑のアオキは、つやつや
西洋シャクナゲは来年の芽を最後まで太らせようとし
コブシの冬芽はふかふかの毛に包れて暖かそう!
こんなふうに、まだまだ潜む気配は見せず、頼もしいかぎりです。