2020年6月10日水曜日

外来種・キショウブ

 札幌から石狩に流れている小さな川傍を通ったら眼下に黄色い花が目につきました。車を止めて眺めると・・
 咲いていたのは、キショウブでした。

 キショウブはアヤメ科の多年草で花はなかなかきれいですが、実は外来種です。ヨーロッパから西アジアにかけてが原産で明治の頃日本に入ってきたようです。

 はまなすの丘公園にもありますが、はまなすの丘公園では自生の海浜植物が保護されているので、外来種のキショウブは継子扱いです。
 外来種にも色々ありますが、キショウブはその中でも固有の生態系を脅かす度合いが強いとして警戒される侵略的外来種ワースト100に入っています。
 ちなみにワースト100に入る植物は他に外来種タンポポ種群、オオアワダチソウ、カモガヤなどがあります。
 ただ、人間が持ち込んだもので、植物には悪気があるわけではないのに悪者扱いされるのもちょっと気の毒な気もします。これだけ世界中の往来が盛んな時代ですから、外国の動植物が入ってくるのを止めるのは、なかなか難しいと思われます。
 
 
 

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