2025年6月13日金曜日

蝸牛

  「北のうた暦」の句

 また一つ悲しみ背負う蝸牛  渡辺愛美子

 評にはこう書いてありました。

 ゆっくりと(触覚を)伸ばす姿は、弱々しくあわれさを誘い・・悲しみを背負っているように見える・・

 でも、私は蝸牛にそんなイメージを持ったことはありません。

 むしろあたりのことには構わずマイペースで悠然とした姿に強さを感じます。

 だから、この句を私はこう解釈したい「私はまた一つ悲しみを背負ってしまったが、蝸牛よ、お前は泰然自若としていて強いなあ」。

 まあ、見当違いかもしれませんが・・・

 

 

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