市の学芸員さんの話を聴いてきました。
1時間ずつ二人のお話で、一人は地質について、もう一人は北海道の狼煙についてでした。
◇地質の話し
石狩市の厚田、浜益は低湿地である旧石狩市とは異なり、標高200~1000m以上の丘陵地や山地で、増毛山地と呼ばれ、増毛山地はさらに南側の樺戸山地と北側の暑寒別山地とに分かれる。樺戸山地は200~700mの比較的なだらかな丘陵地で南部の沿岸には海岸段丘が発達し、北部は火山岩、南部は堆積岩から成る。暑寒別山地は標高1000mを越す暑寒別岳連峰を中心とする山地で、火山の噴火による火山岩から成る。
火山岩特有の、枕状溶岩や柱状節理、水冷破砕岩などの説明もありました。
◇狼煙の話し
松前藩は、参勤交代で津軽海峡を渡る時、無事に渡ったことを本国へ知らせるのにリレー式の狼煙を使っていた。
その後、アイヌの反乱やロシアの襲撃などに備えて蝦夷地52カ所に狼煙台を設けたが霧や雨など気象の影響を受けやすく実用には堪えなかったので、早船、早走に切り替えられた。
また、古地図によると石狩には狼煙台があったが古文書の記述との矛盾があり、謎が多い。
どちらの話しもなかなか面白いものでした。
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