2020年1月23日木曜日

御用火事

 北海道の歴代長官の業績を学ぶ講座にスタッフ参加しましたが、その中で御用火事と云う言葉が出てきました。
 始めて聞く言葉です。
 なんでも、明治5年の札幌で開拓判官の岩村通俊が自ら先導して、草小屋を焼き払ったと云う逸話があるそうで、これが御用火事。
 講座では簡単な説明だったので、ネットで調べてみました。
 明治4年、開拓使は札幌にきちんとした建造物が立ち揃うことを計って永住希望の妻帯者を対象に自宅の建築費100円を貸し付けた。
(100円が今のどのくらいに当たるかは、一概には云えないようですが、1円が今の2万円くらいとする説もあり、それなら100円は200万です)
 ところが、人妻を連れてきて夫婦を装ったり、安価な草小屋を建てただけで、金を搾取するなどの詐欺が横行、まちにはさっぱり家が建たなかった。

 そこで、業を煮やした判官が行動した。
 岩村の著書では、まず官側が範を垂れるということで、官の草小屋を焼いたとあるそうですが、そうではなく民の草小屋を焼き払ったとの説も種々あるようです。
 ネット情報ですから、真偽のほどは分かりませんが、草創期の札幌ではいろんなことが起こったのでしょう。

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