国内最古のマリモの標本が見つかったそうです。
見つかったのは、宮部金吾コレクションを保管している北大博物館の標本室。
宮部金吾は、札幌農学校の二期生で植物学者、北大植物園の創設者です。
新聞のマリモについての解説によると、マリモは北半球に広く分布する緑藻で、もともとの形状は糸状。
日本では20ほどの湖沼に生息しているそうですが、阿寒湖では特有の水中の対流などで丸くなる。球状マリモの群生地としては世界で唯一とあるので、群生しないマリモは他でも見られるのかもしれません。
阿寒湖のマリモは、植物学者の川上滝弥が札幌農学校の学生だった1897(明治30)年に見つけて、翌年に「毬藻(まりも)」という名前で論文発表しているそうです。
今度見つかったマリモ標本の採取記録は1894年で川上の発見より早いそうです。そして、標本には、採取したと思われるコオリヤマと云う人の署名があるそうですが、この人物が何者かは今では分からないようです。
マリモのロマンですね。
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