青空はわずかですが雪も降らず風も無い穏やかなお天気です。
あまり用事もなかったので、コーヒーを飲みながら窓から外を眺めたら・・・
窓の真ん中に見えるバイカウツギの枝の先が赤くなって、もう春のきざしが現れていました。これからまだまだ寒くなるというのに、健気なものです。
そんな中、先日図書館から借りてきた本を開きました。
漢詩百人一首というタイトルで、これがなかなか面白い。
よく知られた、あまり難しくない詩が並んでいます。
明の高啓と云う人の作です。
胡隠君を尋ぬ
川を渡り、また川を渡る。花を見て、さらにまた花を見る。春風がそよぐ川べりの道を歩いているうちに、いつのまにか、君の家にたどり着いてしまった。
この詩は、作者の故郷の蘇州で作られたと云われていて・・・
蘇州は、「東洋のベニス」と云われるくらい水路が縦横に走っているそうです。
春風に吹かれ花を眺めながらいくつもの川を渡って行く光景が目に浮かびます。
それに難しい字句が出てこないのがなによりです。
0 件のコメント:
コメントを投稿