これから最盛期を迎えようとしていたクロッカスが雨にたたかれて気の毒な姿に。
それを見ていたら、井伏鱒二さんの「花に嵐のたとえもあるぞ」という詩を思いだしました。
この杯をうけてくれ
どうぞなみなみつがせておくれ
花に嵐のたとえもあるぞ
さよならだけが人生だ
この詩は于武陵という人の漢詩を和訳したものです。
元の詩も挙げてみると
君に勧む金屈卮(取っ手の付いた黄金色の酒杯)なみなみとついだ酒を断らないでくれ
満開の花には風や雨がつきものさ
楽しく飲んでいても人生には別れが多いのだから
何か、クロッカスの姿からあらぬ方へ行ってしまいましたね。
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