東日本大震災後、東北地方の海岸には延々と防潮堤が作られたが、石狩には海側6m、陸側10mの2段の砂丘があって防潮堤の役割を務めてくれている。
昨日聴いた石狩海岸の話です。
しかも、砂丘と砂丘の間には海岸砂丘が広がって生物にとって住みやすい環境をつくってくれているばかりでなく、その後背地に住む私たち人間の環境を守ってくれている。海と陸とのつながりが大事。
さらにそういう自然環境は、壊れたら(風や波により壊されることも多い)案外はやく修復される。いわば、元手要らず、改修費要らずである。
そんな風に石狩はまことに良いところですが、実は全国的に砂浜がなくなってきている。砂は、山から川によって運ばれるが、治水事業やダムの設置により砂が運ばれないようになっているから。
最初に戻って海と陸のつながりを断ち切ってしまう防潮堤を砂丘のような形にかえて、海と陸のつながりを取り戻そうという試みがあるそうです。
その方法は、防潮堤を砂で覆う。するとそこに自然に植物が生えてきて、砂丘のような形になり、海と陸とのつながりが保てるうえに、防潮堤の耐久性も向上するそうです。
0 件のコメント:
コメントを投稿