昔、「ミクロの決死圏」と云う乗り物と乗員を極小化して人間の体内に入り、重症患者を体の中から治すと云う映画があって、なかなか面白かったのですが、なんとそんなことが実現しそうなのだそうです。
もちろん人間を小さくすることは出来ませんが、50ナノメートルと云う極小の高分子でできたナノマシン(1ナノメートルは10億分の1m、インフルエンザウイルスは100ナノメートル)に薬をくっつけて患部へ運ぶと云うもの。
例えばがんの場合、通常だと薬を運ぶ途中で正常部にも薬が効いてしまう(副作用)が、ナノマシンで運べば薬をピンポイントでがん細胞へ届けられる。
また、難病の70%は脳の病気だそうですが、脳は細胞壁が緊密で薬を入れることが難しい。ところがナノマシンだとうまく脳内に薬を注入できる。
夢の様な治療法です。
10年くらいでこの技術が実用化できるそうです。
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