2026年2月14日土曜日

冬鴎

  昨日の道新・北のうた暦。

 冬鴎にいくたびもあひ郵便夫   佐久間 敏郎

 この歌を読んだとたん石狩市の一番北の浜益の光景が頭に浮かびました。

 浜益はかってニシン漁が盛んだった村で、ハママシケ場所が置かれていました。場所とは、松前藩がアイヌと交易を行うために設定した交易をする所です。江戸時代の経済基盤は米ですが、米の採れない北海道・松前藩は海産物などの商業権が基盤となっていました(商い場知行制・あいないばちぎょうせい)。また、幕末には幕府の命を受け荘内藩が陣屋を構えてロシアに対する守りを固めていました。

 このように歴史のある浜益ですが、平成17(2005)年に石狩市と合併して石狩市浜益区となりました。その後も人口は減り続け合併時の3,000人が今は1,000人となっています。

 最初の歌に戻ると、合併前の浜益村の鳥はごめ(かもめ類の総称)でしたし、現石狩市の鳥もかもめ類です。

 冬鴎というのですから詠われているのはカモメ(品種名)かもしれません。ちなみに石狩で見られるかもめは、オオセグロカモメ、セグロカモメ、シロカモメなど7種類ほどだそうです。


0 件のコメント:

コメントを投稿