クゲヌマランは、5月下旬から6月に白い清楚な花を咲かせるラン科の植物で、はまなすの丘公園では一部の場所でしか見る事が出来ないので、どちらかと云うと希少種扱いです。
ところが・・
昨日道端の植樹桝にいっぱい生えているのを見つけました。
そこら中に無造作に生えていて、まるで雑草のようです。
これでは希少種どころではありません。
でもこんなところに生えている理由は分からないでもありません。
同じラン科の植物でネジバナは芝生が生えている所によく生育していることが知られています。それは、ラン科の植物は生育するのに土中の菌の助けが必要で単独では成長しにくいのですが、助けとなる菌が芝生の生えているような土壌にたくさんいるからです。
ですから法面など芝生を植生工事したところには、ネジバナがよく見られます。
ひょっとしたらクゲヌマランもそうなのかもしれません。
調べてみたら、クゲヌマランは藤沢市鵠沼で発見され、希少種とされていたが、近年は造成地や都市公園でよく見かけるようになった、そうです。
しかし、人間は勝手なもので、少ないものは珍重しますが、そこらじゅうにあると何だか有難みを感じなくなってしまいます。
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