私が所属している「いしかり市民カレッジ」と云う市民の生涯学習を支援する講座を企画運営するグループの今年度最初の講座にスタッフ参加しました。
コロナ禍で、長机に一人掛けの設定なので、受講者は30数名。
今日の演目は、道内3大スーパーのうちの一つの会社に講師をお願いした「流通最前線の今を知る」
スーパーの売り上げは、2000年対比でほぼ横ばい。伸びているのがコンビニ、ドラッグストアー、通販で大きく落ち込んでいるのが百貨店。また、日本人の年間消費支出額は、20年前に比べて12~13%減。
そんな中、グローバル化、デジタル化、ソーシャル化が進んでいる。
生活者の価値観も変化していて、70~80年代のモノ消費(人より新しい物を持ちたい)、90~00年代のコト消費(人より新しいコトを体験したい)から10~20年代は、トキ消費(人と一緒に生み出すトキに参加したい)へ。
さらにコロナ禍への対応を迫られ(安心して買い物ができる環境、短時間、効率的な買い物ができる仕組み、一回の買い物でたくさん買ってもらえる品揃え、健康、免疫力向上関連商品の充実など)、5つのレス化(タッチレス、キャッシュレス、ストアレス、ペーパーレス、ボーダーレス)が進んでいる。
DX(デジタル技術を浸透させて人々の生活をよりよく変革する事、既存の価値観、枠組みを根底から覆す革新的なイノベーションをもたらすもの)の進行は必然。具体的には、RFID(電波を用いて非接触でデータを読み書きするテクノロジー)をツールとする在庫管理、発注、レジ販売の自動化(セルフPOS、ビビットカート、スマートカート、RushWalk、スマートレシートなど)。
また、これからの食品流通業界のポイントは、女性視点マーケティング、だそうです。
単に食品流通業界にとどまらない広範囲な話でした。
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