かなり前からラジオ講座「漢詩を読む」を聴いています。
と云っても、長く聞いているのに、ちっとも漢詩が読めるようにはなりませんが。
番組は土曜日の8時半から30分ですが、4月から新しい教科書になりました。
その中によく知られた詩がでてきました。
夜雨寄北(やう きたによす)
李商隠
いつ帰えるのと君は聞くが、それはわからないのだよ
こちら巴山(はざん)では、夜の雨が秋の池をあふれさせている
一体いつになったら、君と一緒に部屋で蝋燭の芯を切りながら
あの時は巴山に雨が降ってね、と語り合うことができるようになるのだろう?
(蝋燭の芯を切るとは、当時は蝋燭の芯は燃え残ったので、火が大きくならないように鋏で切った)
私のようにいつまでたっても漢詩が味わえるようにはならない者にも分かるしっとりとした好い詩だと思います。
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