白石良夫著「古語の謎」と云う本に載っていました。
原文は、東野炎立所見而反見為者月西渡
これを最初に挙げたように一般には「ひむがしの野~」と読まれています。
しかし、元々この歌は、あづまののけぶりのたてるところみてかへりみすればつきかたぶきぬ、と読まれていたそうです。
実は現在のように読んだのは、賀茂真淵だそうです。
ところが・・
◇かぎろいは、上代(奈良以前)には立つとは言わずもゆと云う
◇「ひむがし」は奈良時代以前には歌語ではなく、用例もない
などの疑問が出てくるそうですが、賀茂真淵の解釈に理論立てて反駁するほどの論は出ていないのだそうです。
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