「銀の匙」とネットで検索すると、荒川弘さんの漫画「銀の匙」ばかり出てきますが、ここでの「銀の匙」は中勘助の小説のことです。
たまたま図書館で手に取って何の気もなしに読み始めたのですが、これが大変面白い。
だいいち主人公が臆病で、世話をしてくれる伯母さんの後ろに隠れるようにしておどおどと暮らしている様子が気に入りました。
描写も丁寧で、見世物小屋の話などには、私も子供の頃の街の思い出を重ねてしまいました。
夜店のアセチレンランプの匂いまでよみがえりそうです。
今、3分の1ほど読んだところですが、しばらく楽しめそうです。
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