木内昇さんの「浮世女房洒落日記」はすごく面白い小説でした。
神田で小間物屋を営む女房・お葛が書く日記という設え。
神田祭り命のぐうたら亭主・辰三(但し、飯炊きだけは亭主の仕事)、手習いに通う辰吉、お延の二人の子どもの4人家族と頼り甲斐のある住み込み店員の清さん。
それに亭主の遊び仲間で怠け者の六さんと源造。
お隣は錦絵屋・富弥太、お甲夫婦と器量良しの娘・さえ。
清さんとさえは、満更でもなく・・
地主で道楽息子に悩まされる大店扇子屋の女房・お恒。
大家さんとその女房で嫌われ者のお佳。
宵越しの金を持てないつましい江戸っ子の日々の生活が良く分かる話です。
読み終わるのが惜しいほど面白かった。