「古今集を読む」の講座を受けに札幌へ。
いつもどおり楽しく講座を受けたのですが、こんな歌が出てきました。
しののめのほがらほがらと明けゆけば
己が衣々なるぞかなしき
(明け方になって空がだんだんと晴れやかに開けてゆくころ、それぞれが自分の衣を再び着て別れてゆくのは悲しい)
悲しいとは言っていますが、ほがらほがらと云うことばで、全体に明るい印象です。別れても、明日の晩にはまた会えるのかもしれません。
確か、斎藤茂吉にもほがらほがらと云う言葉を使った歌があったはずだと、調べてみたらやはりありました。
ほがらほがらのぼりし月の
下びにはさ霧のうごく夜の最上川
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