風の強い肌寒いお天気で、気温も11℃しか上がりませんでした。
そんな中、再開後2度目の講座「古今集を読む」を受けに札幌へ出ました。
前回は、6か月の休講の後で、先生のサバチカル休暇の過ごし方などを聞いたりして雑談が多く肝心の歌の方はたった2首しか読めませんでしたが、今日はいつものペースに戻って4首読みました。
しかし、この講座の魅力は受講している誰もが感じているようで、6か月前のメンバーが再開後も全員が受講しました。と云ってもそれほど多い人数うではなく15~16人ですが。
今日はこんな歌が出てきました。
「唐衣日も夕ぐれになる時は 返す返すぞ人はこひしき」
日も夕は、唐衣につながる紐結うが掛詞になっていて、返す返すは衣の縁語の裏返すの意味がある。
唐衣と云う出だしは、有名な「唐衣着つつ慣れにし妻しあれば はるばるきぬる旅をしぞ思ふ」の業平のが思い起こされます。
また、貫之の歌に「みそぎする川の瀬見れば唐衣ひもゆふぐれに波ぞ立ちけり」(新古今和歌集)と云うのもあります。
講座では今日も様々な異論が続出して、大変愉快な2時間でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿