夕刊にこんな記事がありました。
俳句についてで、意味や深さだけが俳句の価値ではないと云う話です。
その例としてあげられたは、
「ローソクもってみんなはなれてむほん」
この句の魅力は、七、七、五のリズムの七の末尾に「て」が散らばる感じや、「も」「み」「む」のマ行のインパクト、片仮名の「ローソク」と平仮名の「むほん」がどこか愛らしく面白いことにあるので、「みんな」とは誰か、どこを離れていったのか、何に対する謀反か、などの謎を解き明かすことではない、と言っています。
しかし、そう云う解説こそ余計なお世話で、この句は、ただ何度も口ずさむだけで充分味わえるように思うのですが。
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